犬種ごとの正しい食事の量 ~犬の健康と病気.com

犬種ごとの正しい食事の量

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犬種ごとの正しい食事の量

食事の与え過ぎは肥満の原因であることは間違いありません。しかし足りないのもまた良いことではないものです。

人間であれば食事が足りなければ『お腹がすいた』と口に出していうことが出来ますし、自分で冷蔵庫を開けてなにかを見つけることもできるでしょう。


また外出中であればお店に立ち寄りお金さえ払えば好きなものが食べれます。しかし犬の世界ではそのようなことはあり得ませんのでやはり飼い主がしっかりと適正量を把握して与えることが必要となってきます。

それでは犬の食事とはどのくらいの量を与えるのが適正量なのでしょうか?

体格や運動量で違う食事の摂取量

当然のことですが愛犬の体格の大小や運動量によって食事の摂取量はそれぞれに違います。飼い主のことを言えば食事の進む日とそうでない日があり、体格のよい人はそうでない人より食事量が多いなど千差万別です。

犬も同様で体格差や運動量、その日の体調などによって餌を食べる量にも変化はありますが始めて犬を飼う人のために与える食事量の一応の目安をまとめてみました。

  • 1日当たりの成犬の維持エネルギー必要量
  • チワワ 一日必要kcal 100kcal 必要給与量29g
  • ヨークシャーテリア 一日必要kcal 263kcal 必要給与量77g
  • ダックスフント 一日必要kcal 412kcal 必要給与量120g
  • ビーグル 一日必要kcal 758kcal 必要給与量221g
  • フレンチ・ブルドック 一日必要kcal 825kcal 必要給与量241g
  • ボクサー 一日必要kcal 2284kcal 必要給与量666g
  • この数字はフランスの栄養学者であるロジャーウォルター教授が研究発表した資料で栄養供給量は乾燥フード1㎏あたり3430kcalを含有する食事の給与量を1頭1日あたりのグラム数で表しています。

    この数字を目安にご自身の飼われている愛犬の体格などを考慮して餌の量を調整してみてください。


    ドッグフードは理想的な栄養食品

    現在ドッグフードメーカーは愛犬の健康を管理していく上で失敗がないように研究を重ねて、優良なドッグフードを生産することに努力しています。

    肉類の配合と調理した穀類をベースにしてタンパク質、脂肪、ミネラル、ビタミン、カルシウム、リン、ナトリウム、鉄、銅、マグネシウム、亜鉛などが適量に配合されている理想的な栄養食品としてドッグフードは実用に合う便利さで人気を集めています。

    そして、メーカーによってそれぞれ特定の給与量をパッケージに表示していますから、そのインストラクションに従って与えていれば愛犬の健康管理に失敗することはないでしょう。

    優良食品も与え方で障害の原因に

    どのように優良な食品でも与える方法を間違えると消化器障害の原因になりますから、油断は禁物です。次のような失敗談があります。

    飼い主が2、3日家を留守にするのて3日分のドライフードを大きめの食器に3日分をまとめて用意し、愛犬に「これは3日分だから3日に分けて少しずつ食べるように」と言い聞かせました。

    そして3日後、旅先からルンルン気分で飼い主が帰宅して驚きました。愛犬が宙を仰いであたかも荒い息を空めがけて吐き出すように苦しんでいるのです。

    飼い主は驚きました。今までの旅の楽しい気分は一気に吹き飛んでしまいました。残ったのは驚きとてんやわんやの大騒ぎです。

    獣医師の診察で過食のための胃の急性拡張症であることが判明し胃の切開手術で危うく一命をとりとめたという、笑うに笑えない実話がありました。

    この例からもわかるように食べるだけ与えてしまうことがどんなに恐ろしいことかご理解いただけるかと思います。

    食事の回数は1日に何回がよいか

    食事の回数は犬の発育状況によって変わります。犬を飼い始めようとするときはやはり子犬から飼いたいと思うでしょう。そこで最初はおそらく2~3か月の愛らしい子犬を飼うことになります。

    生後2~3か月の子犬は欲しがるだけ与えないようにしましょう。離乳して間もない子犬なので母乳による育児から切り離してまだ長い期間を経過していませんから食事の回数は1日に5〜6回に分けて与えると良いでしょう。

    母乳を飲んでいたときには空腹になればいつでも母犬の乳首に吸い付いて乳を飲んでいましたからその習慣から抜けきっていません。

    空腹になれば必ず食事を欲しがります。しかし、欲しがるだけ与えていると消化器障害を起こしやすく、下痢気味になって発育に悪影響を及ぼしますから回数は5〜6回にとどめてください。

    一回に与える食事量については子犬の腹部がパンパンに腫れあがらない程度、やや満腹かなという程度にしてください。

    成長に従って食事回数を減らす

    飼い始めて子犬が生後5〜6ヶ月になったら与える食事の回数は1日に2〜3回に減らします。食事の量は今までに1日に与えていた量の15%〜20%増しにします。

    生後8ヶ月になると子犬は肉体的に成長がひと段落して一人前になりますので食事の回数は1日に1〜2回で良いでしょう。

    2回に分けて与える場合の量は今までに与えていた1日分を2回に分けて与えます。

    下痢の時は半日は絶食させる

    食事の回数を変えた場合、時には不幸にして子犬が下痢をすることもありますが、その時は半日か1日絶食をさせてください。

    空腹で可哀想などと同情心を起こして食事を与えてしまうと症状が急激に悪化し、衰弱して慢性の下痢に移行してしまうことがあります。

    そのような事態になるとあとあと子犬の成長に悪影響を及ぼしてしまいます。

    生活状況で食事の量を調整

    生後8ヶ月を過ぎると立派な成犬ですから、運動量や活動性によって1日の食事の量が変わります。

    愛犬の活動状況に応じた食事量を調整してあげてください。飼い主だって食欲の旺盛な日やあまり食べたくない日があります。

    愛犬の生活状況から判断して適当だと思われる量を与えることが大切です。本などに書かれた標準の食事量を食べないからといって無闇に心配することはありません。

    好き嫌いは許さないこと

    肉類が多い日の食事には旺盛な食欲を示しても乳製品が多く含まれた食事を与えた時などには必要な量でさえも食べないような日もあります。

    そのような時には犬のわがままが原因だと判断して、残した食事は早めに片付けてしまうくらいの気持ちがあってもよいでしょう。

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