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犬の肥満は飼い主次第

現代社会において家庭で飼われている犬の28%~44%が肥満といわれています。おいしそうに食べる姿が見たくてついつい愛犬の好みの食事を与えてしまったり、適量を超える量の餌を与えてしまったりと犬が肥満になってしまう要因は飼い主の健康管理意識のあまさなのです。


本当に愛犬のことを思うのでしたらしっかりとした食事管理を行い肥満にさせないようにすることが大切です。

犬種によってはふっくらしているほうが可愛く見えることもありますのでどの程度を犬の肥満というのかわかりにくいものですが犬の肥満とはその犬種の標準体重の15%を超えたときに肥満と判断されます。

しかし、15%を超えて肥満している犬をみて肥満したと気づく飼い主は少ないようです。愛犬を両手で抱き上げたとき触った犬の皮膚の感触がふんわりと弾力を感じれば肥満が始まっている証拠ですので気をつけましょう。

肥満はどの犬にも共通して起こる問題ですが犬種によって特に太りやすい体質があるといわれており、動物学者であるルイスはコッカー、スパニエル、ダックスフント、スコッチ、テリア、ラブラドール、ビーグルなどは血統的に太りやすい体質を持っているといっています。

肥満には2種類の肥満があることはご存知でしょうか?肥満には二つのステージがあり太り始め初期を活動期肥満、後期を静止期肥満といいます。

活動期肥満は、食べ過ぎて栄養過多となった体内の余分な栄養分が脂肪組織として体内、特に皮下に蓄積された状態で、この時期の肥満は食餌療法で解決することができます。

愛犬がもし肥満気味になっていたらこの時期に気づいてあげて食事制限をするなど早めの対応をしてあげることが肥満に対する一番の対策法です。

活動期肥満を放置したまま安易な考えで普段と変わらない食生活を送っていると活動期を過ぎて後期にはいってしまいます。後期の静止期肥満は肥満が定着してしまった状態なので全身に脂肪組織が浸透していますから抑制や解消が困難になります。


肥満が呼び寄せる怖い病気

肥満は見た目の変化だけではなく、肥満が進行すると病気を誘引することがあります。大型犬が肥満した場合には体重の増加が足に負担をかけるために、骨関節疾患や関節リュウマチにかかる可能性が高くなります。

肥満が進行すると排便の回数が減るために便秘になり、宿便が大腸に連鎖状に停滞することもまれではありません。特に老齢犬は普段でも腸の運動性が低いので便秘が心配です。

まだまだ肥満が呼び寄せる病気はあり、皮下脂肪が異常に沈着すると皮膚の血液循環が低下して皮膚の新陳代謝が減速するので湿疹やアトピーの原因にもなります。

簡単にいくつか例を挙げてみましたが肥満は百害あって一利なしと言っていいほど病気との因果関係が多いものですので愛犬が病気になってから悔やむことのないように常日頃から予防するようにしましょう。

予防策は食事制限に限る

肥満の予防策はなんといっても食事の節制です。間食は避け、発育期が終了したら、栄養価の高い食事を与えることは極力やめて健康維持食に切り替えましょう。

市販のドックフードの説明書に従って与える量を忠実に守っていれば肥満の心配はありません。また人と同じように適度な運動も肥満解消には効果的ですので今まで以上に時間を作って散歩や運動に連れ出してあげましょう。

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